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アウルベアの幼生:裁定、そして失敗

今回のシナリオではアウルベアの幼生を輸送するという依頼を受けて、それを逃がそうとするレンジャーに共感し、パーティの一部が依頼を反故にしてしまった上に依頼人が運んでいたアウルベアさえも逃がしてしまった、という顛末でした。

>神殿と冒険者の店と依頼人に、仲間にはそ知らぬ顔で告発に行きましょう!

上の引用部分はパーティの一部が謂わば暴走し依頼を反故にした件について、残りのメンバー中のパラディンの意見。
こちらについて、DMとして意見や裁定を書いていきたいと思います。

まずは告発について。
告発しても証拠が無く立証する事も難しいため
不問にされると思います。加害者が自首すれば多少の処罰はあるかもしれませんが、被害者が現れない限りその程度に留まるでしょう。告発者が《ハイローニアス》のパラディンですから証言に信憑性があると受け取られるでしょうが、パラディンとは言えまだレベルも低い(言い方を変えれば「無名」)ので信用されるかは微妙かもしれません。
宿屋の店主にも
責任は追及されないでしょう。彼らは依頼人と請負人を紹介することはありますがそれ以上関与したりはしませんので、契約がどんなものであれそれについての責任を彼らが負う理由は薄いです。彼らは場を提供しているだけに過ぎないので。
ここでの最大の問題は被害者の不在です。「存在しない」という意味ではなく、「この場に居ない」という意味で、ですが。
被害者が被害を届けて初めて罪が問われるのが一般的だと思いますので、告発者がいても被害者本人でなければ事件性が薄いと判断されても仕方ないでしょう。告発が事実であるかの調査はされるかもしれませんが、それもPC自体の信用度?みたいな影響で調査されたりされなかったりするかもしれません。

エルフのレンジャーのエスレンですが、彼はヴェスヴェ森林に帰りました。
探し出してくるのは可能でしょう。ヴェスヴェ森林は多くのエルフが住んでおり、彼らと周辺および森の中の人間との関係は微妙です。なにしろアイウーズ帝国の侵略を受けているため、見知らぬ者は警戒するようになっていますから。それを除けば、そこそこ良いですが(排他的なエルフもいますが)。
ただ、ヴェスヴェ森林は広大で、徒歩で縦断すると1ヶ月以上かかります。探し出すのは可能でも時間はかかるでしょう。
仮に見つけ出し告発したとすれば、彼は
自分がしたことを認めるでしょう。その上で自身の正義を主張します。
エルフは出産率が低いため、エルフの子供が生まれれば共同体全体で子供を育てます。そういう思想が多種族の子供にも感じるエルフがいてもおかしくないでしょうし、彼はそういうタイプだった――と言えますが、これは後付け設定なので裁定としてはズルいです。エルフの出産率が低く共同体全体で育てるのは元々ある設定なのですが。
それはともかく、正義を主張したとしても、彼はあるパーティを武力によって襲おうとしていたのは事実ですから、それに対して処罰はされるでしょう。彼は“秩序”属性ではありませんが、“善”であるので罪を認め処罰を受けるでしょう。
ただ、ここでも被害者が不在なので、それほど
重い罰が課せられる事はない。罰は罪に対して課せられるものですから、その罪(被害)がどの程度の重さなのか判断できないと罰も決められないと思いますので。

では、その被害者(依頼主)はどうなのか、なんなのか。
メタ視点的ネタバレになりますが、彼らはアイウーズ帝国に逃げ込む予定でした。
アイウーズ帝国はぶっちゃけ“悪”の帝国です。支配者は人間でもエルフでもなく、邪悪な半神です。
そして、依頼人たちも“秩序(中立)にして悪”でした。
と、ここで告白しますが、実はDMはミスをしていました。パラディンがアウルベアにディテクト・イーヴルした時に感じるはずなのです、依頼人が“悪”であると。
ディテクト・イーヴルの効果範囲は60フィートの円錐形の放射で持続時間も長い(10分/レベル)ので、依頼人が効果範囲に入る可能性があったはずです。であれば、感知していなければおかしい。たとえそれが微弱であるにせよ。このとき、これに気づいていれば違う展開になっていたのでしょうが、それはもう後の祭り……。
ともかく、彼らにはそういう事情もあり、敵対しているハイフォークの官憲とかに駆け込むようなことは絶対にありません。別の可能性は残りますが。

この私のミスは致命的でした。依頼人が“悪”であればパーティの行動は全然違うものだったであろうし、パーティ内分裂が起きなかったでしょうから。
これに関しては、本当に申し訳なく思います。
バラさなければこれをシナリオフックに使うこともできましょうが、それはフェアではないと私は思いました。知りえた情報に気づかずに渡し忘れ、結果パーティ内に分裂を生んだのですから、その責任は取らないといけません。つまり、その事実を明らかにすることです。
ですから、今回のセッションの失敗だったと言えます。それもDMである私のミスで。
本当に申し訳ない。

以上、つらつらと書いてきましたが、最終的な裁定は、

告発しても、依頼人を強襲したメンバーも宿屋の店主も訓戒程度の処罰で済みます。
理由は、事件発覚は告発のみであり明確な被害が届けられていないためです。
事情を知らないPCにとっては不満が残る処罰でしょうけれど、状況から見てこういう判断が下されるでしょう。
重くても、《ハイローニアス》主導による武術演習に参加とか(フレーバーですが)。《コード》のクレリックは自主的に筋トレとかしそうですが、その程度の処罰でしょう。

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