2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »

d20モダン

『ホワイトプルームマウンテン』のついでに、d20モダンも買ってきた。
これで、『ダブルクロス』や『デモンパラサイト』などの異能力現代物、『ガンドック』のような現代ガンアクション物とは少々違う現代物が、d20システム――すなわちD&Dに準拠したルールで遊べるようになったわけだ。

例えるなら、ん~……ゲームだと『シャドウラン』とか『女神転生』とか?
他のメディアだと、銃を撃って魔法(プア―だけど)も使えてとなると……『ファイナル・ファンタジー』?<現代じゃない
映画だと……銃も魔法も、っていうのは少ないかもしれない。イメージ的には『バイオ・ハザードⅡアポカリプス』とかかなぁ。『アンダーワールド』とかは未見だから、なんとも。

イメトレのためにレンタルビデオ屋を物色してみるか。

ホワイトプルームマウンテン

『アイスウィンド・サーガ』以来(3巻で止まっているけど)のD&D小説『ホワイトプルームマウンテン』を買ってきた。
私唯一人が休日出勤中なので時間に融通が利くものですから、お昼休みと称し(誰に対する言い訳?)、データのバックアップ中に抜け出して

思っていたよりもデカく、何より高い!
D&Dファンには好評のようだけど、昨今のファンタジーブームからのファンには敬遠されそうな値段設定だなぁ

舞台がフォーゴトン・レルムじゃなくグレイホークというのは、そこをメインにしている私としてはちょっと有り難い。プレイの指標にも成り得るし。

とある魔術の禁書目録

そろそろ積読消化も面倒になってきました。(ぉ
とか言いつつも、読み始めたら結構止まらなくなってしまいました。

鎌池和馬著『
とある魔術の禁書目録』1~10巻(メディアワークス/電撃文庫)

これもまた、『
護くんに女神の祝福を!』と同様に途中がかなり抜けてましたので、急遽購入。全巻制覇。バカだ、自分……。


――上条“不幸体質”当麻は夏休み初日から憂鬱だった。夜中に停電があったらしく食料は全滅、非常食であるカップめんを流しにぶちまけ、財布を探すうちにキャッシュカードを踏み砕き、とどめに担任から「補習♪」とラブコール。
当麻にとってこの程度は日常だが、憂鬱になるのは止められなかった。
しかし、その日は「その程度」では済まなかった。

ベランダの手すりに、純白の修道服を着たシスターが引っかかっていた。

彼女の名前はインデックス。十万三千冊の魔道書を保管する使命を負った者。
“超能力”すらも“一般科学”として認知する学園都市の中では、完全な異端。
だからなのか。

「追われてたからね」

……のほほんとインデックスは言う。
だが、それは事実だった。
補習を終え学生寮に戻ると、インデックスが血だまりの中に倒れていた。
インデックスを追いかけ傷つけたのは、魔術師だった――



魔術と科学が混在し融合している世界観を持つ作品は多いですが、この作品では魔術と科学は互いに不干渉となっているのが珍しいかもしれません。ある意味では二元論的な捉え方が面白い。

そういう背景設定的なものも面白いんですが、キャラクターたちも面白い。

上条当麻は熱血系の主人公で、読んでいて楽しい。主人公自らギャグメーカーでもあるし、突っ込み体質でもあるし。
主人公がでしゃばりな上、電撃バリバリな超能力者である御坂“レールガン”美琴、神父には見えない神父ステイル=マグヌス、超能力者であり魔術師でもある土御門元春、学園都市最強超能力者アクセラレータ、アクセラレータになつく美琴のクローンであるラストオーダーなどなど、強烈な個性を持つ脇役が多いせいか、インデックスが目立たない。
当麻やステイルが“魔道図書館”インデックスを事件に近づけないようにするから仕方ないのかもしれませんが、別の見方をすれば、インデックスは豊富な魔道知識を持つ解説者という位置を与えられているのかもしれない。少年誌のマンガにありがちな。

そういう意味ではタイトルに偽りあり、ですね。
それでも面白いと思うんですけどね。熱血主人公、好きですから。

ぼくと魔女式アポカリプス

正直に言います、イラストレーターの為に買いました。表紙の為に買いました。

水瀬葉月著『
ぼくと魔女式アポカリプス』(メディアワークス/電撃文庫)

イラストレーターは
藤原々々、主にえっちぃゲームでキャラデザおよび原画をされている方です。この人の書く女の子、可愛くて好きなんですよねぇ。
それにしても、実際に買ったのは発売日(2006年2月)ですが、これも今まで積んだままでした。一体、何十(百?)冊、積んであるんでしょうね~?


――『普通』はつまらない、ぼくはそう考える。
けれど、『普通』からは逃れられない。『不良』や『変人』を装っても、そういう名称の、普通のカテゴライズに纏められてしまう。

しかし、砧川冥子(きぬたがわめいこ)から告白された瞬間から、『普通』とは程遠い世界をぼくは知ってしまう。

魔術。そして、それを行使する者たち。

彼らあるいは彼女らは互いに互いを殲滅せんと争う。互いが持つ根源闇滓(ルートアンシイ)を求めて。
砧川もぼくも、彼らの争いに巻き込まれた。いや、砧川はぼくよりも以前に巻き込まれていた。
なぜなのか、砧川は彼らに協力していた。協力しなければならない理由があった。
ぼくにも出来てしまった。根源闇滓を求める理由が。

けれどそれは、ぼくと同じように巻き込まれた人たちとのサバイバルゲームを意味する――



正直、イタイ。

砧川冥子が行使する魔術は《代償魔術》。自らの体を傷つけて、その痛みの大きさに比例して強い魔術を発現させる。まずそれがイタイ。目の中に砂を突っ込む、爪を剥がす、人差し指を切り落とす、左手首を切り裂く、腕を肘から切り落とす、腕を肩から切り落とす……とにかく痛々しい。

結末もイタイ。
ネタバレになるので詳しくは書けないけれど、こういうオチは正直あんまりだと思う。
救いたい人を救えず、むしろ自らの手で引導を渡さなければならないというのは。それで誰かが救われるのか言えば確かに救われる者もいるのだけれども、天秤なんぞにかけなければならないというのは。それで終わればいいけれど、状況は好転せず、ただの現状維持。精神をすり減らした分だけ、却って後退したかもしれない。

だから続きが気になる。
不幸のまま終わるのは哀しすぎる。

手乗りタイガー

前回の『わたしたちの田村くん』がそれなりに面白かったので、

竹宮ゆゆこ著『
とらドラ!』1~2巻(メディアワークス/電撃文庫)

を読みました。


――高須竜児は普通の高校二年生である。目つきが凶悪で怖い人物だと誤解されやすくはあるが、それなりに平穏に暮らしている。母子二人暮しで家事全般を請け負っているので、それなりに忙しい日々ではあるが。
だが、新学期早々に竜児の平穏な日々は終わりを告げた。

見た目は美少女だが性格の獰猛さから校内で“手乗りタイガー”と恐れられる逢坂大河の秘密を知ってしまったから。

大河は竜児の親友である北村祐作が好きなのだった。
ふだんはわがままで凶暴な大河だが、祐作の前に出ると上がってしまい、告白どころか世間話すらまともにできない。それを周囲に知られるのは、大河にとっては屈辱だった。
それなのに、自らのドジで大河は竜児に知られてしまう。

すったもんだした挙句、大河の告白の協力をさせられる竜児。
しかし、なかなか告白までたどり着けない。大河のドジで機会を逸することもあれば、経験不足ゆえの策におぼれて失敗することもあった。
はたして、見事、大河は祐作に告白できるのだろうか――



などと粗筋を書いてみたけれど、これだと竜児が大河に隷属しているみたいですね。
実際には、生活能力皆無な大河を世話焼きな竜児が餌付けしている、と言ったほうが正しいです。
竜児は竜児で大河の親友である櫛枝実乃梨を好きなので、互いに協力し合う関係でもありますが、こちらはあまり進展しません。竜児の性格のせいもあるのですが。

そして2巻になると祐作の幼馴染である川嶋亜美も加わり、大河の対抗心というか敵対心というか、そういう何かが触発され、さらにドタバタしていきます。
しかも、この川嶋亜美が「超」が付く美少女ファッションモデルなんだけれど、裏表がある性格で大河とタメを張る問題児だったりします。


そんな二人――だけじゃなく、実乃梨とか竜児のお母さん(泰子という)とかに振りまわれる竜児が気の毒なんだか羨ましいんだかよく分かんないんだけど。

少年誌的なラブコメのノリが、メチャクチャ楽しいんですな、これがまた!

わたしたちの田村くん

『護君に女神の祝福を!』を読み終わり、じゃあ次のラブコメは、と埋もれた文庫本の山から引っ張り出したのは、

竹宮ゆゆこ著『
わたしたちの田村くん』2巻(メディアワークス/電撃文庫)

でした。
確か1巻は読んでいたはず……いつ読んだかは覚えていないし、何で買っていたのかもまったく分からない。ライトノベルを買うのは控えていたのにね。


さて、1巻の内容は大雑把にしか覚えていません。
2巻の折り返しにあるあらすじを読むと、松澤小巻と相馬広香という二人のヒロインがいる事が分かります。名前はダメだけど、二人いたことは覚えています。


――松澤小巻。進路調査票に「故郷の星に帰る」と書き続けた不思議系少女で、中3の夏に転校していった。
――相馬広香。主人公である田村雪貞の兄が家庭教師をしていた少女。その兄に憧れていたが相手にされず、中3のバレンタイン・デーに間違えて雪貞の顔面にチョコを投げつけた。そして進学先の高校で雪貞と再会する。


……で、肝心の雪貞と小巻、雪貞と広香がそれぞれどういう風なコミュニケーションをとっていったかが思い出せない(苦笑)。覚えているのは作品内時間が、小巻とは中3夏、広香とは中3冬(バレンタイン)から高1春だった、という事だけです。

と、まぁ、小巻と広香には接点が無かったのですが、それが2巻で発生します。
始まりは小巻が雪貞に「相馬さんって、誰?」と手紙を送りつけたところからです。ラブコメ好きとしては波乱が決定済みの展開のようで嬉しいです。何しろ、接点が無かったはずの小巻と広香なのに、小巻はなぜか広香の存在を知っていたのですから。
それをきっかけに雪貞は悩みます。


――どうすればいいんだろう?
二股をかけていたわけじゃない。小巻とは、入試合格祈願のお守りをくれた以降連絡が途絶えていた。そもそも、中3の夏に告白はしたが付き合ってはいなかった。告白直後に転校していったから。
そうだったから、広香と仲良くなったわけでもない。ただ広香の力になりたかった。ほっとけなかっただけだった。
だからこそ、どうしたらいいか判らなかった。小巻は好きだった、だけど終わったものだと思っていた。広香は好いてくれているし好きだけど、小巻とは終わりにしちゃってもいいんだろうか。
俺はどうしたいんだろう?――



まー、雪貞のおバカっぷりと青臭さって言ったら、たまりませんね。楽しいよ、スゴく。そういう経験もなければ、そういう年齢でもなくなった身としては。

護くんに女神の祝福を!

さて、先日の米澤穂信の著作を読んだら、なぜか他の作家の作品も読みたくなり、積んだままになっていた文庫本に手を伸ばしてみました。

岩田洋季著『
護くんに女神の祝福を!』8巻(メディアワークス/電撃文庫)

「3年前までライトノベルを買い漁っていた」「よほど「読みたい!」とか「これは買っておかなきゃ!」と思わない限りは買わなくなってしまった」と書きましたが、実はまれに気が向いた時にも買っていました。
『護くん~』のシリーズも買い続けていたわけではなく、飛び飛びで買っていたりするシリーズでした。実際、不足がかなり(3~6巻)ありましたし。

それはともかくとして。

『護くん~』を読んで、自分が
ラブコメ好きである事を再確認してしまいましたとさ。


――東京ビアトリス総合大学付属高校に編入してきた吉村護は、十月も半ばを過ぎた季節外れの満開の桜の下で、一人の美女と出会う。
彼女の名前は、鷹栖絢子。大政治家の孫娘で、大金持ちのお嬢様で、生徒会治安部長の肩書きを持つ校内一の有名人で、世界屈指のビアトリス使い。ビアトリス制御の高い技量と気の強さから付いた渾名が《魔女ベアトリーチェ》《ビアトリスの死天使》。

「あなた、わ、私と……その、つ、つ、付き合いなさい!」

その絢子からいきなり交際を申し込まれる護。
はてさて、編入早々校内の好奇と噂の中心人物となってしまった護の明日はどうなるやら――



という感じで始まる第1巻。2巻以降は、
学園祭で二人が『眠れる森の美女』に出演したり、
生徒会の面々で二泊三日のスキー&温泉旅行に行ったり、
絢子にプロポーズしている世界最高のベアトリス使い《プロイセンの魔王》が来日したり、
大政治家とは思えないほどはっちゃけた性格の絢子の祖父である鷹栖尚幸が学園訪問に来たり、
《プロイセンの魔王》の義妹であるエメレンツィアが護を誘惑したり、
小生意気な新入生が生徒会に反乱を起こしたり、
生徒会の親睦旅行で南の島に行ったり、
ラブコメ風味満載です。
絢子はツンデレですし、守は年下らしく絢子にふさわしくなろうと一生懸命ですし、その二人をからかう生徒会の面々も愉快ですし。

“主人公がモテる”法則はご多分に漏れずこの作品にも作用していますが、私自身はあまりそういう事を気にしないので、今後もこの『護くんに女神の祝福を!』を読み続けることでしょう。

小市民シリーズ

先月から、なぜか急に思い立って今まで積んでいた本を消化するようになりました。
そのきっかけとなったのが、

米澤穂信著『
春季限定いちごタルト事件』と『夏季限定トロピカルパフェ事件』(東京創元社/創元推理文庫)

の2冊です。

3年ほど前までライトノベルを中心に買い漁っていた(しかし積んでおくだけ)のですが、金銭的な理由――主に『Dungeons&Dragons』の日本語版ルールブックおよびサプリを購入するようになったため――で、よほど「読みたい!」とか「これは買っておかなきゃ!」と思わない限りは買わなくなってしまいました。

そんな日々の中、私が学生時代に何度も読み返した『
ベルガリオン物語』が再販されたので、毎月毎月『マロリオン物語』(もちろんどちらも前の版も持ってます)完結まで文庫本売り場に通いました。
そして、たまたま『マロリオン物語』のすぐそばに置いてあった『夏季限定トロピカルパフェ事件』を目にした時、なぜかひどく気になって手に取ってみて、いつものように解説(もしくはあとがき)から読んでみました。

「本格ミステリか……」

裏表紙のあらすじと「本格ミステリ」というキーワードから、『
金田一少年の事件簿』あるいは『私立霧舎学園ミステリ白書』のような作品と感じ、「たった2冊だし」と軽い気持ちで購入してみました。

実を言うと、私はそれほどミステリ好きではありません。前述の2作品は読みましたが、だからと言って他のミステリ作品は数えるほどしか読んでいません。新刊を必ず買うミステリ作家は思いつくだけで、太田忠司霧舎巧の二人だけです。
もちろん他のミステリ作家の作品を買わないわけではないけれども、それも気が向いたときだけです。
なので、『春季限定~』『夏季限定~』も積読になるだろうなと思っていました。

「やっべ、おもしれぇ……」

実際に読んでみると、面白い。
小市民を目指す小鳩君と小佐内さんの高校生コンビを中心にすえ、周囲に起こる事件やちょっとした謎を小鳩君が解き明かすという、ライトノベルにはありがちっぽい設定ですが、青春小説ぽくもあり、ミステリ小説でもあり、なんとなくお得な気分です。
もっとも、「小市民を目指す」という事は、小鳩君と小佐内さんの二人は小市民ではない事の裏返しでもあります。二人が何ゆえに小市民を目指すようになったかは、それは読んでみてください。

絶対とは言えませんが、少なくとも『金田一~』と『霧舎学園』を楽しんで読める人にはぴったり来る作品だと言えるでしょう。

« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »

TRPG